シミュレーションセンターについて

近畿大学病院では、円形棟1階に広さ約480m2、11ルームを要するシミュレーションセンターを2015年に開設しました。シミュレーション教育の重要性は医療の高度化に伴い多職種で構成されるチーム医療の推進、社会のニーズにもなっています。当センターではいろいろな医療者の需要に応えるべく各種シミュレーターを配備して、病院内だけでなく地域に開かれた多彩な講習会・セミナーを活発に行っており、年々プログラム内容も充実してきました。
当センターでは以下のような各種シミュレーターが設置されています。

  • BLS用の蘇生人形の他、ICLS、ACLSプログラムに用いる救命処置シミュレーター、産科的救急や新生児蘇生が学べるシミュレーター
  • 心臓診察シミュレーター「イチローⅡA」、呼吸音シミュレーター「ラングⅡ」、フィジカルアセスメントを学べる「フィジコ」「腹部アセスメントモデル」「頭部リンパ節・甲状腺触診モデル」をはじめとする診察シミュレーター
  • 採血セット、外科縫合セット、気道確保シミュレーター、胸腔穿刺シミュレーター、腰椎穿刺シミュレーター、中心静脈穿刺シミュレーターなど基本的な侵襲的手技を学ぶシミュレーター
  • 胸部・腹部・婦人科臓器・救急疾患を体験できる超音波シミュレーター、内視鏡外科手技シミュレーター、上部下部消化管内視鏡シミュレーターなどの専門的手技を修得するために高機能シミュレーター

上記シミュレーターに加え、必要なシミュレーターがあれば、随時購入し、利用者のさらなるスキルアップが図れるように努めています。
また、近畿大学病院シミュレーションセンターは、各種講習会を発案・運営するインストラクターの養成にも力を入れています。各種講習会では、受講者の臨床能力のみならずインストラクターの教育力も伸ばすことを意図しています。

2025年11月に、堺市、泉ヶ丘駅前に新築移転するおおさかメディカルキャンパスでは、近畿大学医学部・看護学部、教育棟6Fに新しいシミュレーションセンターが生まれます。新しいシミュレーションセンターでは、臨床現場の状況を再現し、よりリアルにシミュレーションできる模擬病室に加え、マルチプロジェクターを設置した初療対応ブースも配置し、シミュレーションのデブリーフィング環境も完備しています。
医学部生や看護学部生だけでなく研修医、医師、看護師、メディカルスタッフがあらゆる状況下に対応できる医療実践能力を修得するセンターになると考えます。

ご挨拶

医師や看護師だけでなく医療機関に属するすべての職員は、生涯にわたる自己研鑽が必要となります。特に侵襲を伴う医療行為を、患者さんへ安全に提供するには、シミュレーション・トレーニングは欠くことのできないものです。近畿大学病院シミュレーションセンターは、2015年に開設され、各種シミュレーション・トレーニングを通じて、医学生・研修医・若手医師・看護師・各種メディカルスタッフに、臨床活動に必要な基本的な手技や操作を身につけてもらうことを目標にしています。また、開設以来、新生児・産婦から内科的救急・外傷・災害救急など、一人でも多くの命を救うため、患者や地域社会に安心を与えるシミュレーション・プログラムの充実にも力を入れています。これからも、近畿大学病院における医療人育成の役割を果たすとともに、関連病院、地域病院、地方自治体などの協力を得て、地域に開かれたシミュレーションセンターとして発展させていきたいと考えています。

総合医学教育研修センターシミュレーションセンター
センター長代行 新海 政幸

総合医学教育研修センターシミュレーションセンター センター長代行 新海 政幸

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