研修医 原 信仁(2022年度採用)

学生時代周りがマッチングについてガヤガヤし始めた頃、私は奈良県内の研修先を探すにあたって、ぺらぺらとパンフレットをめくり、近畿大学奈良病院を見つけました。その時のドキッとした心の感触を今でもふと思い出すことがあります。
私は腫瘍内科に興味があり、奈良県内で腫瘍の勉強をどっぷりできる研修先を探しておりました。近畿大学は日本でも有数の腫瘍内科を誇る施設であり、その分院が奈良県にあるなんてその頃は知らなかったのです。
そこから私がマッチングのために動き始めるのにそれほど時間はかかりませんでした。普段は腰の重い私が急いで見学を申し込み、すぐに見学の日がやってきました。
見学先はもちろん腫瘍内科!
病院に着き、職員の方と軽く挨拶を交わし、腫瘍内科を見学し、研修医ルームで先輩研修医の話を聞くという何の変哲もない見学を終えた時、近畿大学奈良病院の居心地の良さに徐々に気持ちが引き寄せられていきました。皆さんも見学に来ると気付くはずです。これこそ私がこの病院を選んだ真の理由です。職員全員めっちゃ優しいです。
研修医ルームは広々としていて、ベッドやソファーゾーンがその面積の半分を占めています(テレビやゲームもあるよ)。もちろん一人ずつにデスク・ノートパソコンが割り当てられ、電子カルテも5台配備されております。仕事も休憩も遊びも全て研修医ルームで完結できそうなほどです。
その他もっともとっと伝えたいことが沢山ありますが、私の文章力ではこの病院の雰囲気を完全に表現することはかなわないので是非見学にいらしてください。

本題とは離れますが近畿大学奈良病院で働いてみて気付いたことをサラッと書いていきます。
近畿大学奈良病院は大学病院でありながら市中病院のような性質を持っています。
診療科間の垣根が低く、症例も専門性の高いものから比較的コモンなものまで幅広いです。
また、研修医の数が多すぎないことから意欲があればなんでもやらせてもらえますし、自分のペースでのびのび勉強したい人はそんな研修生活を送ることもできます。
自分のローテ表もかなり自由に決めることができます。
一年目は必修の診療科が何個かありますが、内科ローテは状況により内科系診療科を選択できることがあり、二年目はほとんど自由に自分でローテ表をカスタマイズできます。
これほど自由度の高い病院はなかなか見つけるのが難しいと思います。
少し読むのが疲れてきた頃でしょう。この辺で筆を置こうと思いますが、『もっと近畿大学奈良病院について知りたい!』 と思った方は見学に行きましょう!
きっと面白く優しい研修医が皆さんを出迎えてくれるはずです!

研修医 澤村 成美(2021年度採用)

私が近大奈良病院を知ったのは、4年生のレジナビで声をかけられた事がきっかけでした。学生時代、初期研修をどこでするか選ぶ際に何を重要視するかとても悩んでいましたが、先生や事務の方々の優しい雰囲気に触れ「温かい病院で働きたい」と思うようになりました。
病院見学に伺うと、病院スタッフの方々が気持ちの良い挨拶をしてくださり、殺伐となりがちな手術室も和やかな雰囲気でした。研修医室はリラックス出来る空間で、ソファでお茶を飲みながら、研修医の先生方が親切に質問に答えてくださったのを覚えています。
私は九州にある大学に行っていたので、関西に戻るのに敷居の高さを感じておりましたが、奈良病院は研修医も指導医も、近畿大学だけでなく全国各地の国公立や私立大学から来ており、誰がどこ出身かはほとんど意識されません。また、先生方の所属する医局も、大阪狭山市の近畿大学本院だけでなく、大阪大学や奈良県立医科大学など様々であるため、色々な大学の話が聞け、後期研修で進む選択肢も多いかと思います。
また、私は市中病院か大学病院のどちらで研修をするか決めかねていましたが、奈良病院にはどちらの良さもあります。大学病院であるため、診療科がほとんど揃っており、各診療科の基本的な事をきちんと学ぶことが出来ます。また、2年目の自由選択の期間が44週と長く、近畿大学本院で大学病院を経験できることも魅力的です。一方で市中病院としての側面としては、経験する症例は地域に根付いた市中病院の症例が多く、研修医の数も各学年10人と程よい数です。そのため先生方の厚いサポートのもと手技も色々と経験でき、エコーやルートキープなど日常診療でその能力が活かされる場面も多くありました。
研修が始まり数か月が経ちましたが、奈良病院の温かな雰囲気だからこそ、毎日頑張れている部分がとても大きいです。少しでも興味を持ってくださった医学生の方は、ぜひ一度病院見学に来てみてください。他の研修医がこの病院を選ぶに至った経緯や、実際の働き方、ここでは書ききれなかった奈良病院の良さをお伝え出来たらと思います。

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