古形 修平

僕が初期臨床研修病院を探している時に考えていたことは、「大学病院は各科の垣根が高そう...でも大学病院で勉強したいし...」というジレンマでした。奈良病院を選択した理由は、まさにそのジレンマを解決できる病院と感じたからです。

大病院になればなるほど、「ちょっと質問してみたいけれども他科の先生だし...」という科の壁というものが少なからず出てきます。そもそも、誰がどの科の先生なのかを把握するのに一苦労...なんてことも。しかし、奈良病院では勤務している各科の先生の人数は「多からず少なからず」、みんな顔見知り状態です。研修医ともなれば、各科をローテートするので尚更ですね。なので、廊下ですれ違った時にちょっと相談...なんてことも、奈良病院だからこそ可能なのです。何でも聞ける環境は、研修医にとってとても勉強のしやすい環境でした。

また、近大卒以外の先生方が多数在籍されており、初期臨床研修医が「近大」ということを意識せずに研修出来る「大学病院」だと感じます。様々な大学の出身者が集まる研修医室は、6年間の学生生活で染まった物事の捉え方をリセットして、お互いを刺激し合える場所となりました。

初期臨床研修が終わり、今後の進路を考えた時、自分が奈良病院で感じたアットホームで刺激的な環境を一緒に作っていけたらいいなと思い、後期研修も奈良病院を選択しました。初期臨床研修病院を迷っている皆さん、一度見学にきて奈良病院の空気を肌で感じてみてください。お待ちしております。

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