研修医 脇 彩也香 (2017年採用)

今日消化器内科主催の腹部エコー講習会に参加しました。『昔は聴診器、今はエコー』などと言われるように、エコーはベッドサイド診療の必須アイテムです。これまで系統的に教わる機会はほとんどありませんでしたので、今回の講習会を楽しみにしていました。講習会の前半では、消化器内科の川崎教授より腹部エコーの種類からポイントとなる部位の画像の出し方、様々な疾患のエコーでの見え方などを講義してもらいました。『エコー検査の本質は、きれいなsnapshotをとることではなく、しっかりとscanningを行って病変を見つけることである』という言葉が印象的でした。それにしても造影エコーの動画では、小病変がダイナミックに描出されていて驚きました。座学の後は、いよいよハンズオン(実践)です。お二人の被験者の協力を得て、実際のエコーを使いながら、川崎教授・水野教授が丁寧に走査法を教えてくださいました。やっぱり見るのとやるのとは大違いで、手元もプルプル震えていましたが、指導に従って走査すると案外ときれいに画像を描出することができました。エコーは非侵襲的で簡便に行える数少ない検査なので、これからも積極的にトライしていきたいと思います。

研修医 森本 真衣(2016年度採用)

近大奈良病院では、研修医向けに消化器内科主催の腹部エコー講習会があります。エコーは今や腹部診療には欠かせないツールですが、実際に正しく走査できているかと言われると、はっきり言って自信がありません。CTやMRIは、電子カルテに取り込まれた画像をみながら自分でも勉強できるのですが、エコー検査は、静止画像だけ見ていても、どこからどんな角度でプローブをあてて、どこを見ているのか、いまいちピンとこないことも多いです。今回この講習会に参加して、最新のエコー機器を用いながら、川崎教授や水野教授をはじめ、先輩の先生方にエコー検査の基本的な手順や走査方法をばっちり教えてもらうことができました。自信が持てるようになるのはまだまだ時間がかかりそうですが、これを機会に実際の患者さまでも、どんどんエコー検査をしていきたいと思います。

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