"Are we on the same page?"
ダートマス大学 腫瘍内科 白井敬祐先生 をお招きして

米国ダートマス大学・腫瘍内科の白井敬祐先生をお招きし、教育セミナーが開催されました。白井先生は京都大学医学部のご卒業で、在学中は京大アメフト部Gangstersに所属され輝かしい戦績を残されており、まさに文武両道を地で行く先生です。医学部卒業後は日本で5年間、勤務医として働かれた後、米国に渡られ、現在はダートマス大学で腫瘍内科医として、メラノーマや肺がんの治療、免疫療法、緩和治療などに取り組んでおられます。今回のセミナーでは、『コミュニケーションのこつ ~どないしてチーム医療のギャップを埋めるか?~ Are we on the same page?』と題して、患者・家族とのgapや医療者間のgapをいかに埋めながらチーム医療をすすめていくかを講義して頂きました。白井先生は腫瘍内科医・緩和治療医の立場で、治らない患者さまや予後の短い患者さまも数多く診療しこられました。そのような先生の経験から得られたコミュニケーションのコツを、関西人ならではのユーモアと流暢な英語をまじえながら説明して下さいました。「情報だけでなく感情も共有しながら診療にあたる」、「病状説明も状況によってはtitrationが必要」、「患者と家族を1つのユニットとしてとらえる」、「What to doよりもHow to doを重視する」などなど、これから患者さまやご家族に病状説明をする上で役立てそうな情報が満載で、とても勉強になりました。白井先生、お疲れのところ当院まで足を運んでくださり、本当にありがとうございました。

PAGETOP